火災保険の補償内容について

保険

今回は火災保険の概要について説明します。皆さん火災保険を加入するときに保険内容の説明を受けていますか?

・家を借りるときに不動産会社の方に「契約書にサインしておいてください」と契約したり

・家を買うときに銀行の融資担当者に「火災保険の申込書に署名してください」

といったように意外としっかりと説明を受けずに契約をしている場合も多いかと思います。

ではなぜ、保険の内容を皆さんが知っておく必要があるのでしょうか?

それは前回のブログの内容で説明していますので、ご確認してくださいね。

保険内容の全体感をおおまかでも知っておくことで以下のようなメリットがあります。

・保険で払えるかもという発想になり保険会社に問い合わせることで、本来もらえるはずの保険の請求漏れを防ぐことができる。

ご自身でしっかりと知識を身につけることで、本来受け取れる保険金を受け取ることができます。そのお金を将来の投資や日常の生活を充実するために使えたらいいですよね。

それでは学んでいきましょう。

●火災保険の概要について

そもそもどのような場合に支払われるのでしょうか?火災保険というくらいだから、火災が起こった場合のみ支払われると思う方も多いかもしれません。

しかし、実際の支払件数だけで見ると、火災で支払った件数は最下位なのです。

では、どういった場合に支払われるのでしょうか。下の図を見てみましょう。

この図では火災保険の補償内容が記載されています。

まず見てほしいのは、火災以外でも支払われるという点です。

ここ最近ニュースでも話題になっていた大型台風などの被害もそうです。

全て丸暗記する必要はありませんが、もしかして火災保険を使えるのではないかといった発想は非常に大事です。

●補償の内容について

さて、ここからは補償の内容についてみてみましょう。

あくまで丸暗記ではなく、「こんなケースも保険ででるのか!」といった発想で見てみてください。

前提として、火災保険には「建物」と「家財」があります。

・建物を所有している方は「建物」もしくは「建物+家財」で加入

・賃貸で借りている方は「家財」で加入

以上を踏まえたうえで補償の内容を確認してみましょう。

<火災、落雷、破裂、爆発>

こちらはイメージしやすいですね。多くの方も保険で出るのではと思っているかと思います。火災が起こったり、ガス爆発などで燃えてしまったりなどにお支払できる補償になります。

<風災、雹災、雪災>

令和元年の台風のニュースは記憶に新しいかもしれません。実は火災保険で支払い件数が一番多いのは風災になります。

また、地域によっては雹や雪などの被害も起こるかと思います。

<水災>

台風や大雨、土砂崩れなどで自宅が床上浸水してしまった場合が対象になります。

あくまで床から水が上がってしまった場合が中心になります。そのためマンションの高層階など水が上がってくる心配のない場合は補償を外すこともできます。

<外部からの衝突、水濡れ、盗難など>

このあたりから聞いたこともない方も多いかと思います。それぞれ見てみましょう。

・外部からの衝突 車が家に突進して家を傷つけた場合やボールが飛んできて窓ガラスが割れたなどの場合になります。

・水濡れ 給排水管などの破損により水が濡れた場合などが対象になります。

築年数が経ってくると、つまりなどで破損するなどのケースが目立ってきます。

マンションに住まれている方が使う可能性があるので補償を付けた方がいいと思います。

・盗難 物が盗まれた場合や、窓ガラスを割られたり、ドアをこじ開けられて修理が必要な場合などを指します。

<破損・汚損など>

子供が走っていてテレビを落として壊してしまった。転んでスーツを破ってしまった。

誤ってドアを壊してしまったなどの場合にお支払いになります。

ちなみに免責(ご自身で負担する金額)が1万円ほど発生する場合があります。

いかがでしたか?

ひとつひとつを見てみると、意外と知らなかったことがあったのではないのでしょうか。

大事なことは「意外とこれも火災保険で払えるのでは?」と思い保険会社や代理店に相談をすることです。

それだけ意識するだけでも将来お得になる金額が変わってきますね。

ちなみに、地震保険やその他特約などに関してはまた別でやろうと思っています。

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