今週も早いもので、決算の発表が本格化してきましたね。今週はGAFAMをはじめ大型株の決算が目白押しです。
では早速見ていきましょう。7月28日未明にFOMCの発表がありました、市場の予想通り、0,75ポイントの利上げになり、トータルで2.25―2.50%の金利になりました。おおむね予想通りの展開に加え、パウエルさんの利上げペースを緩めるのが適切といった内容から、株価は反発しました。特にナスダックは指数で4%の上げとここ最近では見ない上げ幅になりました。とはいえ依然としてインフレ率は9.1%と中央金利より依然として高い推移となっており、今後どのようにインフレ数が推移するかに注意が必要です。
7月27日~29日は特に決算発表が多かったため、代表的な銘柄のみをピックアップしていきます。
メタプラットフォーム:META
メタプラットフォームはFacebookやインスタグラム、ワッツアップなどのSNSを運営するソーシャルテクノロジー企業です。皆さんも多くの方が何かしらのSNSをやっているのではないでしょうか。
売上高は119.41B、時価総額は427Bとなっています。配当はなく、PER(株価収益率)は13.16倍になっています。
2010年から米国市場をけん引してきたGAFAMの一つですが、2022年に入ってから米国の利上げや決算のミスにより、直近1年で約半値になっています。現在159ドルと最高値384ドルから60%近く下げています。
2022年第2Qの決算は、予想EPS2.54ドルに対し結果2.46ドル、予想売上高28.82ドルに対し結果28.82ドルといずれも決算をミスしています。次回予想予想EPSは2.56ドル、次回予想売上高は30.36Bといずれも昨年の決算より悪く、成長が無くなっているのが良く分かります。
アップル:APPL
アップルはスマホ、パソコンをはじめその関連サービスの販売を行う会社です。私もアップル製品を使用していますが、日本でも知らない人はいない会社でしょう。
売上高は387.54B、時価総額は2.61T(約350兆円)とアメリカでは時価総額1位の会社です。配当は0.92(0.57%)、PERは26.89倍となっています。
特にここ5年での伸びも素晴らしく、米市場を大きくけん引している銘柄です。2022年に入ってから金利上昇局面を迎えハイテク企業には逆風となるなか、最高値から10%付近の下げになっていることは素晴らしいパフォーマンスです。
2022年第2Qの決算は予想EPS1.16ドルに対し結果1.2ドル、予想売上高82.79Bに対し結果82.96Bといずれも予想を上回った決算となっています。次回予想EPSは1.32ドル、予想売上高は89.98ドルになっています。
アマゾンドットコム:AMZN
アマゾンは店舗商品販売のプラットフォームを提供する会社です。その他キンドルやアマゾンプライムなど多岐にわたる事業を展開しています。
売上高は485.9B、時価総額は1.37T、配当はなし。PERは119.75倍です。
2020年のコロナ以降、巣ごもり消費による追い風をうけ、大きく株価を上げていきましたが、コロナ後の世界で、金利も大きく上がったこともあり、株価が最高値から30%ほど下げています。
予想PERは0.1199ドルに対し、結果-0.2ドル、予想売上高は119Bに対し結果121.23Bと売上高のみクリアとなりました。次回予想PERは0.3149ドル、次回予想売上高は126.49Bになります。
まとめ
今週は決算が本格化してきましたが、来週も多くの決算が出てきます。
8月に入っても注意深く決算内容を見守っていきましょう。
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