2022年7月20日決算まとめ

米国株

2022年7月20日の決算をまとめていきます。7月20日は17社の決算発表がありました。本日は特に注目はテスラの決算でしょう。ハイテクセクターは2022年に入ってから特に大きな下げ相場になっています。決算をミスした銘柄は特に売られやすい相場になっています。

来週はFRBの発表もありますし、どのように相場が動いていくか要注目ですね。では相場全体を見ていきましょう。

7月20日は17社のうち予想EPSをクリアした銘柄は11社(64.7%)、予想売上高をクリアした銘柄は13社(76.4%)になりました。小型銘柄もしっかりといい決算を出している印象です。

ではその中でも特に注目の銘柄を見ていきましょう。

アボットラボラトリーズ:ABT

アボットラボラトリーズは多様なヘルスケア製品の研究、開発、製造、販売を行う企業です。売上高は44.51B(61兆円)、時価総額は192.48B(264兆円)とかなり巨大な企業なのが見てわかります。配当は1.88ドル(利回り1.71%)、PER(株価収益率)は25.22倍となっています。

株価を見てみると、最高値142ドルから現在110ドルと、約23%下げています。他の医療セクターに比べるとやや大きい下げに見えますね。株式は長期で見ても右肩上がりのグラフを描いています。

2022年第2Qの予想EPSは1.13ドルに対し結果1.43ドル、予想売上高は10.31Bに対し結果11.26Bと予想を上回った決算を出しています。コロナの2020年以降もほとんど決算をクリアし続けている銘柄なせいか、株式も下落幅は小さいように思えます。次回予想EPSは0.9742ドル、次回売上高は9.54Bとなっています。

ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス:UAL

ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは世界各国に人や貨物を輸送する航空会社です。売上高は28.98B、時価総額は13.55Bとなっています。売上高より時価総額の方が大幅に小さい数字になるのは他の企業ではあまり見られないですね。2020年以降のコロナによる人の移動の制限や、2021年以降の物流の制限や原油高の高騰など、大きな逆風が吹いていることも要因ですね。

航空会社は人件費や維持費などの固定費が非常に多い業界で有名です。売り上げが少なくなってしまうとキャッシュフローが著しく悪化しやすいため、併せて貸借対照表の確認も必要ですね。

株式は2020年のコロナ以降特に顕著に株価に表れていますね。2021年以降は少しずつ回復していましたが、2022年以降の原油高の影響からか再びコロナ直後の水準まで戻りつつありますね。配当はなし、PERも赤字のため計算ができませんでした。

2022年第2Qの決算は予想EPS1.86ドルに対し結果●●ドル、予想売上高12.06Bに対し結果●●Bになりました。次回予想EPSは1.99ドル、予想売上高は12.44ドルになります。

テスラ:TSLA

テスラは電気自動車、エネルギー生成および貯蔵システムの設計、開発、製造、販売、リースを行う会社です。日本でも非常に人気のある株式で、2020年以降特に株価が伸びたので印象に残っている方も多いのではないでしょうか。代表のイーロン・マスクもTwitterの買収騒動や、ドージコインやビットコインのツイート一つで値段を動かしてしまうところ、世界でも有数の影響力を持つ経営者ではないでしょうか。

売上高は62.19B、時価総額は763.39Bになります。また、配当はなし、PER(株価収益率)は101.68倍です。先ほどの航空銘柄に比べると、将来されている時価総額やEPSは顕著に表れていますね。

株式もものすごい上げですね。2020年1月に購入しているだけで、2年後に約10倍になっています。最高値1243ドルと比較すると現在736ドルと約40%近く下がっています。PERや利上げがまだ続くことも考えると、気軽にエントリーするのは怖い銘柄ですね。ただ決算はしっかりとしているので、更に下がったときに購入できるよう準備をして置きたい株でもあります。

2022年第2Qは予想EPS1.86ドルに対し結果2.27ドル、予想売上高16.52Bに対し結果16.93Bになっています。次回予想EPSは3.09ドル、次回予想売上高は22.11Bになっています。しっかりと強い決算を出してきましたね。

まとめ

本日は大型株の決算は少なかったですね。とはいえここから来週にかけて決算発表もピークに近づいています。いまのうちからしっかりとどんな株式が発表されるのかをチェックして備えておきましょう。

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